抗リウマチ薬その3

ですから、薬の服用を始めても、来週、治るわけではありません。例えば、
一ヶ月間の薬を処方してもらって、毎月一回、病院に通うようなスタンスで
治療が行われることが多いです。
では、個々の抗リウマチ薬について、説明していきましょう。まず、代謝拮
抗薬ですが、これには免疫抑制薬、免疫調節薬も含まれます。そもそも、人
間の体の代謝とは、細胞が増殖する時に必要な物質を体内で作り出すことを
言います。
この必要な物質が生まれることを抑えられれば、結果、細胞は増殖できませ
ん。このシステムを利用した薬が代謝拮抗薬です。
代謝拮抗薬は、どのように働きかけるかと言いますと、免疫システムでとて
も重要な役割となっている、白血球やリンパ球に働きかけ、その作用で免疫
を抑制します。
また、骨髄幹細胞から作られる、T リンパ球が、増殖することを阻止する効
果もあり、この薬の構造自体が、骨髄幹細胞がリンパ球に変わる際に、必要
な物質と似ているのです。
よって、骨髄幹細胞は間違って、薬と結合してしまうために、T リンパ球に

は変化できません。これで、免疫を抑制することができるのです。
この薬には問題点もあり、リウマチの症状は緩和されても、体にとって本来、
必要である免疫も抑えてしまうことです。ですから、感染症にかかりやすく
なり、造血障害が起きるケースもあります。
特に懸念されるのは、T 細胞の代謝を抑えるミゾリビンです。これは、ブレ
ディニンと呼ばれている薬です。
抗リウマチ薬その3